奈良市で弾性リシン外壁吹き付け塗装
今回は外壁吹き付け塗装、破風板のウレタン塗装をさせていただきました。
まずは破風板ですが、
このままでは塗装できないですね…
リシン外壁吹き付け塗装
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剥がれている部分をヘラでこすって綺麗にしていきましょう。
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それからハケで塗装していきます。
もちろん、下塗り、中塗り、上塗りします。 -
では、外壁へまいりましょう。
使用材料は『弾性リシン』です。
『リシン』とはモルタル壁の外壁の仕上げに使われる表面化粧材の一つです。
これを用いて施工された外壁をリシン仕上げといいます。
骨材(細かく砕いた石や砂)に樹脂やセメント、着色剤などを混ぜたものを吹き付けて施工するため、表面がザラザラとした仕上がりになります。
砂壁を思い浮かべてくださいませ…
リシンにも種類が幾つかあり、アクリル系、シリコン系、弾性リシンなど色々あります。
今回使用の『弾性リシン』とは『リシン』従来のアクリル樹脂に伸縮性を持たせ、微細なひび割れに耐性を持たせたものが弾性リシンです。
透湿性が高く、和風住宅などに最適だそうです。
まずはいつものように足場を組んでもらい、養生していき、下塗り開始です。 -
しっかり下塗りしましたら、さあ吹き付けていきましょう。
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今回の塗料は『水性ミラクシーラーエコ』を使用していきます。
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「ガソリンコンプレッサー」を動かして「リシンガン」と呼ばれるガンを用いて外壁に吹き付けていきます。
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ザラザラ感がわかりますでしょうか。
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くすみや汚れも取れ綺麗に仕上がりました。
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こんなに汚れがあったところも…
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こんなに綺麗になりました。
いかがでしたでしょうか。
今回の『リシン吹き付け工事』ですが、
1960年~80年代にかけてモルタル外壁の標準仕上げ材として広く普及していました。
しかしながら、『リシン吹き付け』で使用されるアクリル樹脂がひび割れを発生させやすかったのです…
その後、ひび割れに対して伸縮性を持つ、今回使用の
『弾性リシン』という優れた塗料が開発されました。
本当に良かったです。
これでまた快適にお住まいいただければ幸いでございます。
ありがとうございました。