橿原市にて光触媒での消毒作業をさせていただきました。
光触媒の消毒作業
奈良県橿原市の飲食店にて光触媒で消毒作業を行いました。
このコロナ渦において飲食店は大打撃を受けています。こちらのオーナー様も困っていらっしゃいました。
アルコール消毒はもちろん、お客様同士や従業員と密にならない工夫を存分にされていましたが、まだやれることがあるんではないか…もっと安心してお客様に足を運んでもらえる方法はないか…その時に光触媒での効果を知られ私どもにご連絡頂きました。
光触媒とは・・・
酸化チタンに光が当たると活性酸素が発生します。それによって分解力と親水性の作用を発揮します。
簡単に言うと、汚れや細菌などの有害物質を光を利用して水と二酸化炭素に無害化する物質の事です。光化学反応を利用して「汚れ」を防いだり、空気をきれいにしたり抗菌の効果を促進することが出来るのです。
太陽光でも蛍光灯でも光です。窓が無くても電気が付いていれば反応します。
1972年に日本人によって発見された現象で、
高速道路の照明カバーやトイレ用タイル、抗菌マスクにも使用されている事があります。
植物の光合成のような光化学反応ですね。
では工程を見て頂きます。
使用材料や工具を簡単に紹介します。。
電気コンプレッサー
スプレーガン
ウィルス濃度検査器
業務用光触媒溶液
先にウイルス濃度検査器で数値を見ます。
綿棒のようなもので測りたい所をこすって検査溶液につけ検査器で測定します。
数字が少ない方が菌も少ないです。
人がよく触る箇所はやはり数値が高くなります。
手指:1500以下、その他:1000以下が清潔の基準だといわれています。
例えばドアノブの数値です。
普段は開け放して営業をされているので、お客様が触れる事はほとんどないとか。。
この数値がコンプレッサーとスプレーガンを用いて光触媒溶液を吹き付けていくと...
15まで下がりました。
次にトイレを見てみましょう。
大変高い数値ですね。。
337まで下がりました。
続いてカウンター席の数値です。
中々大きいです。。。
こんなに下がりました。
では、どのように施工しているのか見てみましょう。
カウンターも...
いすも...
厨房も...
カウンター内も...
トイレも...
このようにスプレーガンでしっかり噴射していきます。
これで一件目終了です。
続きまして二件目に向かいましょう。
カウンターも...
いすも...
ボックス席も...
もちろんトイレも...
念入りにしたいところはガーゼで丁寧に拭きます。
よく人が触る部分には、さらに念入りに殺菌コーティングを行います。
テーブルは...
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カウンターも...
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綺麗になりました!
燃えるものなら、ほとんど何でも光触媒で酸化分解できます。
酸化チタンは塗料をはじめ歯科材料、歯磨粉、化粧品など、また無味無臭で人畜無害なため食品添加物(着色料)として
ホワイトチョコレート、お菓子、ガムなどにも幅広く使用されています。
安心して利用していただけます。
これでお客様も従業員も少しは安心していただけるとオーナー様にも喜んで頂けました。
光触媒施工はしたけども、これまで通り手洗いうがいアルコール消毒は欠かさないでしていただけます。
コロナ渦で生き抜くためには苦労が堪えませんが、少しでもお手伝いさせていただき良かったです。
利益目的で光触媒コーティングとうたって、アルコール消毒を行う業者がいると耳にする事があります。
アルコール消毒でもこの数値は一時的に下がるようです。
数日後、数週間後にもう一度検査を行なってもらうなど、不正の予防になるような交渉を行ってもらえるような誠実な業者を選んでいただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
2021.08.04